2015 〜春〜 ロイヤルバレエ講習会(会員用)

※個人レッスンを指導のラウラさん。思わず手をつないで指導してくれる。
『2015.3.3(火)ロイヤルバレエ講習会』
おひな祭りのこの日、『英国ロイヤルバレエの講習会』があり、
生徒達は、英国ロイヤルバレエ団で活躍されている現役ダンサーから直々にご指導頂ける機会に恵まれました。
(ご指導頂いた先生方)
☆ジャスティン・マイスナー
Justin Meissner(Dance Tour ディレクター.元ロイヤルバレエ ファーストソリスト)
☆リカルド・セルヴェラ
Ricardo Cevera(ロイヤルバレエ ファースト ソリスト 兼 アシスタント バレエマスター)
☆ラウラ・モレーラ
Laura morela (ロイヤルバレエ プリシンバル)
今回はクラスレッスンの他に、希望する生徒達にはバリエーションの指導も受ける事ができたので、私達はクラス単位でバリエーションの作品を決めて、講習会までに生徒達の踊りと学び方や意識をご指導頂けるレベルまで引き上げて受講させました。
なので、生徒達にとってより有意義なレッスンに結びつく様に準備ができ、この日を迎える事ができました。
今回講習会に参加できない生徒も、バリエーションを希望しなかった生徒も、全員が踊れる様に通常のクラス内でも指導しましたので、生徒達は思いがけずバリエーションを踊れたので、楽しかったのではないでしょうか。

当日は以下の様なスケジュールでした。
個人レッスン(30分)①(バリエーション)
個人レッスン(30分)②(バリエーション)
クラス①(1h30)(CE〜B)
∟バリエーション(1h10)(フロリナ)
クラス②(1h30)(AE〜S)
∟バリエーション(50分)(ジゼル/タリスマン)
個人レッスン(30分)③(バリエーション)

※優しく丁寧に教えてくれたリカルドさん。

※通訳のショーンさんもダンサーみたいにとってもかっこ良くてハンサムな方でした。
全てのクラスで丁寧に密に指導頂き、受講する生徒の意識も学び方も熱心で良く、私も横で見ていて満足する内容でした。小3の生徒も大変高い意識で参加していました。
小さいながらもワガノワの講習会から熱心に参加していた生徒達であった為に、外国の先生の指導にも動じる事無く、又始めてのバリエーション(お姉さんに混ざりながら)という難しい作品を習得しないと行けない2重の難しさをもこなし、注意深く学びのポイントを探り、身につけようとする様子は高く評価できるものでした。

※リカルドさんが、柔らかい手の使い方を指導中です。澪奈ちゃん凄く柔らかくて素敵だったよ。この時の手の使い方。マスターしてね。

※ジャスティンさん。有望なダンサーをバレエ団や学校に導くお仕事をされています。目の肥えた目で生徒達を良くご覧になっていました。休憩中も、廊下の窓からお茶をしながら生徒達のレッスンを熱心に観察されていました。(ラウラさんも、リカルドさんも担当でないクラスにも同席されて生徒達の練習をご覧になっていました。)
バレリーナになりたい人はいつかジャスティンさんの目に留まる様に、ますます精進して練習に励むと良いですね。希望が持てるって素敵です。子供達に具体的に「チャンスをつかむ機会が今ココにある。」と実感させることができるという環境もなんとすごい事でしょう!
まだまだこれからの子供達。次回までには、もっと魅力的な子供達に育ててこの様な機会を作りたいです。
もちろん私達だけでなく、子供達自身も意識して日々を過ごすことで、より真剣に練習に取り組めますね。
勉強会や講習会、コンクールやオーデションなど人それぞれに体験の機会が巡って来ますが、一つ一つを大切にこなして欲しいです。
ワガノワ講習会を少ない人数で大変ですが、細々でも頑張って続けて来て本当に良かった。
「これからこそ、今までの体験がいきて来る時を向かえる!」と強く実感した1日でした。
ワガノワの基礎はバレエの根源ですので、間違いの無いこの指導を受け続けた事で、ロイヤルの先生の練習メニュー(動き)も生徒達は動じる事無くこなしていました。
夏には、
クラシックバレエ(バレエの基礎練習)
アクチョール(演技の練習)
キャラクター(民族舞踊の練習)
と講習会が続きます。
皆さんはしっかり参加してバレエの神髄を習う事を堪能してください。
ワガノワの先生は、正しいポーズと動きを徹底的に生徒に教え込みます。
少しでもぶれた事をすると徹底的に直されますし、その子が完全に身に付くまでやらされます。
ごまかしや、少しの間違いも許さない。
顔の角度、手の形、体の使い方、動き、音の取り方。
先生達の厳格な指導で教わる事は一つ。
逆に言えば生徒達は、シンプルに先生方から教わる「ただ一つの事だけを身につけようとすれば良いのです。」
そこが、普通の講習会と違うところで私がこだわっているところです。
「本物」「芸術」を子供に見せて学ばせる。
正しいを知り、ごまかしや何となくのブレの部分の「曖昧な間違えをちゃんと見極められる生徒」になって欲しい。その思いで毎回ワガノワバレエ学校の先生方を招いて講習会をするのです。
ロシアからわざわざこの八王子まで来て頂ける、こんなに恵まれる事ってあるでしょうか。
この素晴らしい縁を大切にして、生徒達が益々成長する事に期待したいです。
英国ロイヤルバレエ団の現役のダンサーからは、舞台の躍動を学びます。
ロシアンスタイルだけでなく、ロイヤルスタイルを学ぶのもバレエ学校の無い日本人としては大切な事でもあるのです。
子供達もロシアンスタイルを学び重ねた今なら、両方のスタイルを学び 得た知識も、頭と体が利き分けられる。
両方のスタイルを知る。違うスタイル(ロイヤル)の学びの「タイミング」はいつ与えるべきか?とっても大切です。
両方のスタイルを学ばせて行きたいと考えていたので、第2回目となった今年、幅広い年齢層で沢山の生徒が学べたのは嬉しい収穫でした。
生徒達にとって、今年は春に「ロイヤルスタイル」夏に「ロシアンスタイル」と、両方を学べる良き年になりそうです。
さあ、発展に繋げる為に、着々と目の前の課題を取り組みましょう。
トライ、トライ、トライ!
生徒達がより良い「歩み」が出来ます様に!
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