ラパンな日々/ 思い出のピアノ
今日は6/6(日)
朝から、可愛い子供達のベビーリーナ
をやって、午後からはピアノの搬入です。
みんな
スタジオにね!ピアノが入るんだよ!!!
今日からスタジオにはピアノがいますよ
このピアノ、私が子供の頃に使っていたものです。
ず~っと弾いていなかったピアノ。
父が生きていた頃、「もう邪魔にもなるだろうから処分していいよ。必要な時は新しいのを買いなさい。」と言ってくれたりしましたが、
なんだか父との思い出が記憶だけになってしまって、そのうちに遠いものになって消え失せてしまう様で、なかなか処分できませんでした。
父とのこのピアノに関する思い出は、優しい楽しい思い出は無く、厳しい辛いものでした
今回スタジオでピアノ
が必要となった時、使うのには修理に出さなきゃならないかも
と、ピアノの状態を見に来てもらいました。
そしたら、どうやらかなり良い物だったらしく、中で使用されている弦や木の材質や使用されているものの一つ一つにいたるまで、説明を受けました。
決して裕福でない、ごく普通の家庭で育った私です。こんなに高価なピアノをたった3才の子に買い与えてくれた父の胸の内を知りました。
どれほど私の将来に希望や喜び、そしてまだ見ぬ芽に可能性を惜しみなく与えてくれていたか、親の子を思う愛情の深さに胸を突かれその場で泣いてしまいました。
40数年経って、その時の父の思いをやっと掴む事となったのです。
ピアノを父に手ほどきを受けていた私は、日曜の朝が怖くて仕方が無かった
「みか、さあレッスン始めるぞ。」と云う日曜恒例のセリフ.....
なんとか思い出させない様にと、幼稚園での事、思いついた事、色んな話をして気をそらせていたけれど、父は忘れているはずも無く、一通り私の話が終わると、間髪入れずに言うのです。
「さあ、はじめるぞ」......
泣きながら泣きながらした練習。厳しかった懐かしい思い出
でも、今思うと平日仕事で飛び回っていた父が、休日である日曜日に3時間も4時間も毎週欠かさず付き合って指導する事は、なかなかできる事では無いと思います。
父はピアノとバレエをやってもらいたかったようですが、残念ながらピアノはそんな調子だったので辞めてしまい、バレエだけがなぜか続く事になったのです
ピアニストの夢もバレリーナの夢も、結局父の喜んでもらえる所までは達成できなかったのかもしれませんが
今度は指導者となって子供達に触れる事となり、父がスタジオを見に来てくれた時には凄く喜んでくれました。
「一度指導している所を見たい。それだけが、パパがみかに望む最後の望みだよ。」
って言われていたけど、指導者の立場で親がスタジオにいる事が何だか気恥ずかしく、素直に招待できないままに、昨年の12月に父は望みが叶う事無く亡くなってしまいました。
しかし思いもかけず、今回ピアノがスタジオに運ばれる事となり.....
あんなに楽しみに見たがっていたレッスン。
これからはスタジオで、ず~っと私達と生徒の成長と発展を喜んで見守ってくれる事となりました
今も変わらない愛情をもって....

今日、運び込まれた時に付き合ってくださったピアニストさんが、設置されたピアノに命を吹き込んでくださいました。40数年ぶりに奏でるピアノの音は生き生きと様々な表情を見せてくれました。
私はひたすら止まらない涙を流し続けていました。
父の愛情の深さに感謝しながら......

ラパンスタジオでできる
ピアノでのレッスン
素敵な父からの二度目のプレゼトとして.....


つらつらと、つたない文章で書き込んでしまってすみません。
今日の日曜日は自分の休みは無かったけど、新しい出会いと、ピアノの演奏と、素敵な日曜日でした
朝から、可愛い子供達のベビーリーナ


みんな

今日からスタジオにはピアノがいますよ

このピアノ、私が子供の頃に使っていたものです。
ず~っと弾いていなかったピアノ。
父が生きていた頃、「もう邪魔にもなるだろうから処分していいよ。必要な時は新しいのを買いなさい。」と言ってくれたりしましたが、
なんだか父との思い出が記憶だけになってしまって、そのうちに遠いものになって消え失せてしまう様で、なかなか処分できませんでした。
父とのこのピアノに関する思い出は、優しい楽しい思い出は無く、厳しい辛いものでした

今回スタジオでピアノ


そしたら、どうやらかなり良い物だったらしく、中で使用されている弦や木の材質や使用されているものの一つ一つにいたるまで、説明を受けました。
決して裕福でない、ごく普通の家庭で育った私です。こんなに高価なピアノをたった3才の子に買い与えてくれた父の胸の内を知りました。
どれほど私の将来に希望や喜び、そしてまだ見ぬ芽に可能性を惜しみなく与えてくれていたか、親の子を思う愛情の深さに胸を突かれその場で泣いてしまいました。
40数年経って、その時の父の思いをやっと掴む事となったのです。
ピアノを父に手ほどきを受けていた私は、日曜の朝が怖くて仕方が無かった

「みか、さあレッスン始めるぞ。」と云う日曜恒例のセリフ.....
なんとか思い出させない様にと、幼稚園での事、思いついた事、色んな話をして気をそらせていたけれど、父は忘れているはずも無く、一通り私の話が終わると、間髪入れずに言うのです。
「さあ、はじめるぞ」......
泣きながら泣きながらした練習。厳しかった懐かしい思い出

でも、今思うと平日仕事で飛び回っていた父が、休日である日曜日に3時間も4時間も毎週欠かさず付き合って指導する事は、なかなかできる事では無いと思います。
父はピアノとバレエをやってもらいたかったようですが、残念ながらピアノはそんな調子だったので辞めてしまい、バレエだけがなぜか続く事になったのです

ピアニストの夢もバレリーナの夢も、結局父の喜んでもらえる所までは達成できなかったのかもしれませんが
今度は指導者となって子供達に触れる事となり、父がスタジオを見に来てくれた時には凄く喜んでくれました。
「一度指導している所を見たい。それだけが、パパがみかに望む最後の望みだよ。」
って言われていたけど、指導者の立場で親がスタジオにいる事が何だか気恥ずかしく、素直に招待できないままに、昨年の12月に父は望みが叶う事無く亡くなってしまいました。
しかし思いもかけず、今回ピアノがスタジオに運ばれる事となり.....
あんなに楽しみに見たがっていたレッスン。
これからはスタジオで、ず~っと私達と生徒の成長と発展を喜んで見守ってくれる事となりました

今も変わらない愛情をもって....

今日、運び込まれた時に付き合ってくださったピアニストさんが、設置されたピアノに命を吹き込んでくださいました。40数年ぶりに奏でるピアノの音は生き生きと様々な表情を見せてくれました。
私はひたすら止まらない涙を流し続けていました。
父の愛情の深さに感謝しながら......


ラパンスタジオでできる



素敵な父からの二度目のプレゼトとして.....




今日の日曜日は自分の休みは無かったけど、新しい出会いと、ピアノの演奏と、素敵な日曜日でした

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